アバゴ・テクノロジーのASSRシリーズは、光学式フォトカプラで定評のある光絶縁技術を用い開発された、高速で高感度な光絶縁MOSFET出力ソリッドステート(半導体)リレーです。 Form A (ノーマリ・オープン型) の単極単投 (SPST) メカニカル・リレーの代替が可能で、シングルとデュアルが用意されており、産業用温度範囲で仕様が規定されています。 |
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光MOSFETリレーはメカニカル・リレーに比べ、チャタリングや衝撃、振動、取り付け位置によって起こる問題がありません。また、寿命が格段に長いので最終製品の信頼性を向上させることが可能で、幅広いアプリケーションで使用することができます。 | ![]() |
ASSRシリーズは、基本的に高電圧出力検出回路とAlGaAs赤外線LED入力ステージで構成されています。検出回路は、高速光起電力ダイオード・アレイと2つの高電圧MOSFETのオン/オフを行うドライバ回路から成っています。 入力LEDは最小限の入力電流(~5mA)でオンし、入力電圧が0.8V以下でオフになります。 回路図の「接続A」ではACまたはDCのどちらの負荷でもスイッチできます。「接続B」はDC負荷のみの対応になりますが、オン抵抗が下がり、より高い出力電流を扱うことが可能になります。 ※「接続B」が可能な製品は下記の「製品一覧」を参照 |
接続 A: AC/DC![]() |
等価リレー回路![]() |
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接続 B: DCのみ![]() |
「ASSRシリーズ」代表製品一覧 | ![]() |
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注1: 機能欄の記号の説明 GP: 汎用 (General Purpose) データ通信、自動計測、医療、セキュリティ、バッテリモニタ、セットトップボックスなど産業、民生の市場を問わず幅広いアプリケーションでの使用を想定した設計。 |
STD: 標準 (Standard) 標準的な仕様だが、競合製品が管理された良好な環境で使うことを前提に室温での規格しかないのに対し、‐40℃~+85℃での規定がなされている。 |
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Low CxR: 低オフ容量および低オン抵抗 (Low C(OFF)×R(ON)) 特に試験装置や計測器といった高速な切り替えが必要なアプリケーション向けに、低オン抵抗とオフ時の出力容量と漏れ電流を最小限に設計。高速性に加え3.75kV の強化絶縁も実現。 |
HC: 高電流 (High Current) 高電流が要求される産業用途向け。PLC、I/Oモジュール、ACのスイッチが必要なAC出力モジュール、モータ・スタータの可変周波数ドライバ他、幅広いアプリケーションに適する。小型なのでPLCのサイズを小さくでき、機械的接点もないので粉塵の多い環境でも高信頼性を確保。 |
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